支援方法について

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ご支援方法について

こども食堂ができる
いろいろなかたち

こども食堂には、ボランティアメンバーを中心に運営する家庭型と、日常で飲食店として営業する飲食店型があります。普段からお弁当を作ったり、食事を作ったりしている飲食店は、こども食堂を開催するのにあたり、それほど準備も負荷もありません。熊谷こどもまんなかネットワークは、飲食店が数多く協力し合い、熊谷市内全28小学校区でのこども食堂を開催しています。

1つの小学校区に4つの飲食店が、月に1回こども食堂を開催することで、その地域は毎週どこかでこども食堂がやっていることになります。月に1回の開催であれば、負担も少なく、地域のこども達を育てることができます。熊谷こどもまんなかネットワークでは、継続開催のための支援を行っています。飲食店の根本的存在価値は、究極を言えば、「飢えをなくすこと」ではないでしょうか。楽しい食卓は幸せを生み、商売を営む地域への貢献が、愛されるお店づくりのひとつになれば幸いです。 飲食店の力で、おなかを空かせたこども達の心もおなかも満たしませんか?HAPPYあふれる街を共につくりましょう。

Q
こども食堂を行いたいのですが、熊谷こどもまんなかネットワークに加入することで何が得られますか?
A

熊谷こどもまんなかネットワークに加入することにより、さまざまなサポート(広報活動、ボランティア募集、食材提供、資金提供など)が受けられます。ボランティアさんが、そのまま雇用されるケースもあり、求人にも有効です。こども食堂を行うことにより、スタッフの定着率が上がる事例も多くあります。

Q
単なる安い食堂として使われるのではないかと、不安があります。
A

本当に困っているこども達へどのように届けるのか?は、常に考える必要があります。熊谷こどもまんなかネットワークでは、以下を有効と考えています。
・熊谷市教育委員会との連携を行う
・日常的な利用方法としてフードリボンプロジェクト

Q
こども食堂を行うと、席数が減るので売上に影響がありませんか?
A

お弁当を提供すれば、席数が減ることはありません。また、こども食堂によっては、来客が少ない時間帯に店内飲食を行っているところもあります。熊谷市外の方からは、「こども食堂の案内&MAPは、愛ある飲食店MAPだよね。どうせ食べに行くのであれば、ここに載っているお店で食べたい」と言われることも多いです。そのような応援消費による売上や来客数が伸びている事例も多くあります。

Q
継続するために、オペレーションでどんな工夫ができますか?
A

お弁当の受け取り時間や開催時間は、1時間でも問題はございません。予約を受け付けた方が、受け取り時間がわかるのでオペレーションがスムーズですし、食材の無駄もなくなります。
(予約有と記載すると、予約なしの来店がほとんどなくなります)
SNSに予約完了を告知した後は、予約の電話が減る傾向があり、予想以上に見てくれています。

Q
店舗のある小学校区のこどもだけを対象にすることも可能でしょうか?
A

こども食堂ごとの判断に任せています。近くに住むこども達が利用することが多く、開催初期に対象を絞ると、利用者が少ない傾向がみられます。

Q
価格はいくらにすればよいですか?
A

こども食堂ごとの判断に任せています。持続可能な価格設定が大切です。

「本当に困っている人に届くのだろうか?」という大きな問いについて

全28小学校区でこども食堂を開催するため、市内の飲食店を回った際に、いろんな反応をいただきました。一番多かったのは、「本当に困っている人に届くのだろうか?」という大きな問い。ひと昔前であれば、いわゆる貧困の世帯を服装や見た目から知ることができました。しかしながら、こども食堂、フードパントリーなどに参加していると、現代のこどもの貧困が非常に見えづらくなっていることがわかります。もしかしたら、「ていのよい安い食堂として使われているのではないか?」と、不安に思う場面もあるかもしれませんが、見た目から実際の困窮度は判断できないとお考えください。こども食堂の先輩である、熊谷なないろ食堂の山口代表は「私も始めたころは、そういったことで悩みました。ただ、回数を重ねていくと、各家庭の貧困状態を知る機会が多くなります。中には心無い人もいるかもしれませんが、それはほんの一部です。あたなの思いは必ず届きます。」とおっしゃいます。
今回のプロジェクトは、熊谷で飲食店を営む上で、おなかを空かせたこども達を少しでも減らせれば、という想いからスタートしています。個人的には、何らかの理由により働けない人を除き、働かずに貧困になっている大人は自分で稼ぐ必要があると思います。ですが、こどもには、なんの責任もありません。飲食店だから出来ることを、これまでの福祉の枠組みとは違う角度から取り組むことが、我々のできる唯一のことだと考えています。


あい♡だいな~とは、NPO法人あいだが埼玉県熊谷市で始めたこども食堂のスタイルです。こども食堂に欠かせない食事提供とこども支援・こ育て世帯支援をそれぞれのプロに分業し、資金提供・場所提供もそれぞれ協力者を募っています。現代の困り事は、食事だけとは限りません。「食事の先にある 困り事の本体」へアプ ローチをしています。そのためにさまざまな専門業の方と連携しています。

こども食堂を全国展開

役割を分業することで、誰でも始めやすく、続けられるこども食堂を実現しています。日本全国、6都府県の8か所で実施されており、今後も開催場所が増えてゆく見込みです。ぜひ「うちの地域でも開催したい」という声をお待ちしています。

ご支援のおかげで少しずつ活動を広げています!


多世代共創のきっかけ、誰にとっても温かい社会の一歩となる可能性が、こどもの居場所づくりには秘められている。
その先駆けとなっているのが、熊谷市立妻沼小学校と、色々な形の福祉・雇用が協力して成り立っている「エディブル・スクールヤード(食べられる校庭)プロジェクト」の取り組みだ。「国内では簡単に手に入らない食材がある。だったら自分たちで作ってしまおう」「こどもたちの給食を一品増やしてあげたい」と、数年前から花壇で野菜を栽培していた先生の想いと、熊谷市の給食が酷いというSNS投稿を見た埼玉福興の想いが繋がり、2020年に「エディブル・スクールヤード・プロジェクト」という看板を掲げて始まった。約1町の田んぼで行っている稲作は2024年で5年目になる。毎年秋には大収穫祭が開かれ、生徒たちがそのお米でおにぎりを作り、みんなで校庭でお弁当給食を食べる。人気の学校行事ランキング1位になるほど好評だ。
この取り組みは、数多くのプレーヤーによって支えられている。群馬県の社会福祉法人は、稲作用の機械や苗を作る技術等を共有してくださるし、熊谷に拠点を持つ特例子会社のメンバーは、初期除草をはじめとする稲の管理の重要な戦力だ。また、都内の企業にはお米の出来に関係なく、一反単位で買い取って支援頂いているのに加え、田植えや稲刈りに参加する社員の方々もいる。
野菜栽培の方で苗の提供や栽培指導などを通して支えているのは、地元妻沼に本社を構える種苗屋さん。埼玉福興グループからは、障害や触法など社会的に働きにくい状況のメンバーたちが参加し、定植から収穫までの日々の栽培管理を行っている。
エディブル・スクールヤードをきっかけに、今まで地域との接点をなかなか持てなかった人たちがこどもたちと挨拶を交わす仲になり、顔の見える関係が築かれていく。こんなところから、誰も排除しないインクルーシブな社会が育っていく。
2024年春。埼玉福興は給食という枠を超えて、こども向けのプロジェクト「クラリスアカデミー」を本格的に始動する。
昨年秋の収穫祭を終えた後、春に卒業を控えた小6の子から「ぼくは、3年生から6年生までに脱穀体験を4回やりました。来年からできないと思うと悲しいです」といった内容のお手紙をいただいた。そうか、エディブル・スクールヤードをモデルとし、学校という枠を超えてこども達の居場所をつくろう。卒業しても、学校が無い日でも、来られるように。
「安心できる場所」はもちろん、「クリエイティブになれる場所」を目指している。温かいスープとおにぎりを手に頬張れる場所。大豆の種を蒔いて、味噌の作り方も学べる場所。自分の好きな野菜を育てられる場所。
そこに家庭の事情だったり年齢だったり障害の有無だったりは関係ない。ただ純粋に、人と人が食を共に楽しみ、他人を想う気持ちが循環する空間。いつでも戻って来られる場所。素敵な日常はここから始まる。


ずっと気になっていた若者支援。子育てもひと段落したのを機に、若者支援をやりたいと教会で出会った青年たちに語ったところ、「ぜひ一緒にやろう」と思いもかけず声をかけてもらい、三愛を立ち上げました。三愛には、 神を愛し、自分を愛し、隣人を愛す、の三つの愛と、 Ibasyo(居場所)、自分を Ikasu(活かす)、最初の Ippo(一歩)への三つのI、これらの思いが込められています。また Uncut Gemsは、宝石の原石という意味です。 みんな宝石の原石なんだよ、という思いを込めました。 複雑化・多様化が広がる若者を取り巻く社会において、より専門的な支援をしたいと、臨床心理士、公認心理師を取得しました。わたし達は、年齡や立場に関係なく、自由に意見を言えることを
大切にし、どんな些細なことでも話し合いの場をもちながら運営しています。三愛では、家庭的な雰囲気を大切にし、みんなファーストネームで呼び合います。わたしは、利用者のお母さん的存在として、スタッフやボランティアは、頼れるお兄さんお姉さんとして関わっています。すぐに成果を求めず、自然体ですごしていく中で一人一人が自分の価値に気づき、自信をもって立ち上がっていける第三の居場所となればいいと思っています。三愛に卒業はありません。いつでも戻って来られる場所でありたいと思っています。

NPO法人若者支援ひろば三愛
代表 林 美江

自宅で過ごしているような雰囲気でみんな自由にすごしています。疲れてたら寝てもいい、みんなのゲームをやってもいい、ひとりで絵を描くのも、何もせずにすごすのも自由です。同じ空間で過ごすことを大切にしています。

食事はいつも対面で楽しく食べています。飲み物やお菓子も自由に食べられます。だって自宅で許可もらって食べる人はいないでしょう?この写真はクリスマスの食事です。好き嫌い、アレルギーにも対応しています。

塾に通いたいけど通えない、学校に行けてないから勉強がわからない、そんなこども達のために、学習の場を提供しています。ひとり一人のレベルに合わせ、スタッフや大学生たちが個別指導をしています。わからなくても大丈夫、少しづつ自分のペースで進めていきます。

高い知能や、秀でた特性があっても学校では協調性がないと言われてしまう。こだわりの強さや感覚の過敏性などを理解されず、生きづらさを感じているこどもたちのために、月2回、彼らの興味関心に合わせた、交流を行っています。ここでは、年齡や学年に関係なく、好きなだけ自分の興味関心を話してもらい、伝わる体験をしています。

フードパントリー |
熊谷なないろ食堂

毎月フードパントリーを開催しています。フードパントリーとは、食材や日曜品を無償で提供する取り組みの事です。だれでも利用できるこども食堂とは異なり、ひとり親家庭や世帯主の失業など、本当に支援が必要な家庭に限定して行っています。これらの食材や日用品は、ファミリーマートや小学校、市役所などで開催したフードドライブに協力していただいた物や、Amazonほしいものリストで送っていただいた物を提供しています。ご登録いただいている家庭は現在140家庭あるため、偶数月と奇数月にわけています。偶数月は熊谷なないろ食堂、奇数月は埼玉トヨペット熊谷支店の場所をお借りして開催しています。どちらの月も、埼玉トヨペット熊谷支店の方に仕分けのご協力をいただいています。熊谷なないろ食堂のパントリーでは、コンテナ1個分のほかにも、洋服や学用品などをバザーのようにしてお渡ししています。みなさまのご希望や困りごとにできるだけ寄り添い、サポートしたいと思っています。

■フードパントリ―対象家庭

ひとり親家庭で児童扶養手当を受給している方
(離婚調停中やご事情がある場合は要相談)

■申請先

■ てらこやなないろ

週3回、なないろ食堂が開催されるとき学習支援「てらこや」も実施しています。フードパントリー登録家庭の小中学生を対象に、ボランティアの先生と学習や食事、掃除や自由時間を一緒に過ごします。大事な事は、学校も学年も違うこども達が集まり、年齢やクラスに関係なく友達が出来ることやいつでも迎えてくれる場所があること、関わる先生達にとっても大切な居場所です。

■ てらこ -te•ra•co-

高校受験に向けた勉強がしたい、学校の授業についていきたい中高生集まれ!また中高生に勉強を教えたい方も募集します。月に1回〜2回、あい♡だいな〜が開催する時に実施するため食事がでます。食事をして勉強をしましょう。

■ 若者支援ひろば三愛

勉強が分からなくて学校が辛い、今更分からないところを聞けない、塾に行きたいけど経済的に難しい、そんな中高生を対象に無償の学習支援を行っています。すぐに成果を求めず将来につながる支援と考え、ひとりひとりのレベルやニーズに合わせて大学生や元教員、外国人講師などが個別指導を行なっています。受験、検定等にも対応しています。

こどもがこどもにつたえるワークショップ |
PUBLIC DINER

洋食・喫茶PUBLIC DINERで開催されるコミュニティ食堂『PUBLIC TABLE』では、こどもがこどもに伝えるワークショップを食後に開催しています。
こども食堂やこどもの居場所は、どうしても大人からこどもだと、与える側と与えられる側になりがちですが、こどもがこどもへ、双方向からの学びがあった方が良いと考えています。こどもからこどもへ伝えたいことがあったら、ぜひ、この場を活用ください。ワークショップを行ったこどもの食事代は、チャレンジ代として無料になります。

例)中学生が伝える味噌玉づくり